食道裂孔ヘルニア

食道裂孔ヘルニア治療.com|逆流性食道炎を防ぐ!

食道裂孔ヘルニアの原因や症状から治すための治療のやり方などについて解説しているサイトです。逆流性食道炎の原因とも言われていますので、早めに治療を行いましょう。

食道裂孔ヘルニアとは?どんな病気なのか

人間は腹部と胸部の間に横隔膜というのが存在し、腹腔と胸腔の壁となっています。
この横隔膜には食道が通っており、食道は横隔膜を貫通し食道へと繋がっています。
横隔膜を貫通している食道を食道裂孔と言います。

 

食道裂孔ヘルニアとは、この食道裂孔の裂孔が何らかの原因で緩み、胃の一部が横隔膜からはみ出して胸部の方へ飛び出してしまっている状態を言います。
食道裂孔ヘルニアは、生まれつき裂孔が緩んで発症する事もありますが、多くの原因は加齢による筋肉の衰えです。

 

胃の飛び出し方によって、滑脱型、傍食道型、混合型の3タイプに分ける事が出来ます。
食道裂孔ヘルニアで最も多く見られるのは、滑脱型です。

 

滑脱型は、胃の上部の部分がそのまま胸部に入り込んでしまいます。
その為、胃や食道の逆流を防止する機能が低下し、逆流性食道炎を引き起こしやすくなります。

 

参考サイト

逆流性食道炎の治療法
逆流性食道炎を治す為の治療法を解説しているサイト。


 

傍食道型は胃の上部以外の胃が胸部に入り込んでしまいます。
その為、飛び出した部分が出血を起こしやすく、悪化すると胸焼けや痛みの症状が現われます。

 

食道裂孔ヘルニアの治療には、手術よりも内服薬で治療を進める事が主となります。
H2ブロッカーやプロントポンプ阻害剤などの薬で、胃酸の分泌を抑え、腹圧が上昇するのを抑制して症状を改善して行きます。

 

また、腹圧の上昇には肥満も影響しています。
肥満気味の患者には、減量も指導して症状の改善に努めて行きます。

 

しかし、症状が悪化し食道粘膜内にビランや出血が見られる場合には、手術をする必要があります。
食道裂孔ヘルニアを悪化させない為には胃酸の分泌を抑える事が重要です。
食べ過ぎや飲みすぎ、油っこいもの、甘いものなど消化に悪い物を避けましょう。

 

さらに、腹圧も胃酸を分泌させる原因となります。
お腹を締め付けるような服装をしない事と、食後すぐに横にならないように注意します。
また、肥満の腹圧を上昇させる原因となりますので、肥満気味の方はダイエットする必要があり、減量する事で症状が改善されるでしょう。

食道裂孔ヘルニアの治療方法

食道裂孔ヘルニアは横隔膜を貫通している食道裂孔が何らかの原因で緩み、胃の一部が胸部に入り込んでしまう病気です。
食道裂孔ヘルニア自体治療の対象とはならない為、症状がなければ経過観察となります。

 

しかし、食道裂孔ヘルニアは胃や食道へ逆流する機能が低下する為、逆流性食道炎を引き起こす事が多いのです。
ですから、治療にはこの逆流性食道炎の症状を緩和する内服薬で治療を進めます。

 

胃酸の分泌を抑える事が胃酸の逆流を抑えて症状を改善します。
その為、胃酸を抑える薬の服用で治療を進めて行きます。

 

胃酸の逆流には、腹圧を抑える事も効果的です。
お腹を締め付けるような服装を控えてる、背中を丸めない、食後すぐ横にならないなど自分でも改善する為に出来る事は行いましょう。

 

また、肥満も腹圧を上昇させる原因で、食道裂孔ヘルニアの症状を悪化させてしまいます。
内服薬の服用と共に、肥満を解消する事も治療の一つとなります。

 

この様な治療でも症状が改善されず悪化する場合は手術をする必要があります。
手術では、胸部に入り込んだ胃を元に戻す手術を行います。

 

胸部に入り込んだ胃を元の位置に戻すとともに、胃酸が逆流しないように食道に胃を巻きつけます。
開腹手術で行いますが、最近では腹腔鏡を使って手術が行えるようにもなりました。
腹腔鏡での手術では小さな穴を開けるだけで、体への負担が少なく開腹も早いので、早く退院する事が出来ます。

 

しかし、早めに治療をすると手術をする必要がない病気です。
食道裂孔ヘルニアの疑いがある場合は、重症化する前に早めに検査をして適切な治療を行いましょう。

 

胸焼けや胸に痛み、胸のつかえなどの症状が酷い場合は、消化器内科の早めの受診をお勧めします。